岩手県の遺品整理


ご家族の方が亡くなられますと葬儀のほか、遺品を整理、処分することが必要になります。

ものによっては、相続、整理、処分の方法に地域性があることがあります。
岩手県の中でも地域によって違いがあり、そのことが原因で人間関係のトラブルになることがあります。

金品類以外でもご遺族様、おひとりおひとりに故人との思い出などがこもっており、
遺恨を残さないようお互いの気持ちを受け入れ、譲り合いながら
十分話し合って遺品の整理を行うようにします。

遺品整理はいつから始めるか

遺品を整理する時期に関して一番問題になるのが故人の住居の状態です。

・故人が故人やご家族所有の一戸建て住宅や分譲マンションにお住まいの場合
一般的には、住居を変える必要がないので特に急がなくとも49日法要の前後に遺族間で相談を始めるのが理想です。

・故人が賃貸住宅におひとりで居住して居た場合
家財を処分し早急に住居を明け渡す必要があるためなるべく早く遺品整理を行う必要があります。

遺品整理の仕方

遺品整理を始める前に

遺品整理を始める前準備として調べておかないといけないことがあります。
準備せずに遺品整理を始めてしまうと遺族間でもめたり、相続放棄ができず借金を相続してしまうことがあります。

遺産整理の前に調べておくこと

・相続人の確認
戸籍謄本などで相続人が把握している人だけであることを確認しておくといいです。
もちろん、遺産相続とは別に相続人以外にも何かしら配慮を欠かさないようにしてください。
財産
  • 現金
  • 預貯金(通帳)
  • 株式
  • 有価証券
  • 投資信託
  • 遺言書
  • 保険証
  • 不動産
  • 自動車
  • 宝石
  • 骨董品
  • 貴金属
  • 年金手帳
お亡くなりになるとその時点で銀行、郵便貯金などの口座が凍結になります。
相続人が複数いらっしゃって、相続放棄を行わない場合には、のちのちトラブルのもとになりますので、
口座はそのまま凍結しておくのが無難です。

必要になるお金を事前に引き落とす場合には、使用明細、領収書を残すようにしてください。
マイナスの財産
  • 借金
  • 連帯保証債務
  • アパートなど賃貸物件の未払い家賃、原状回復費用
  • アパートなど賃借人契約
  • 未払いのローン債務
  • 未払いの光熱費、通信費
  • 未払いの買掛金
  • 交通事故損害賠償金など
遺産相続
遺産相続の権利のある遺族全員で遺品の整理方法を話し合います。。

特に故人にローンなどの借金がないか、保証人になっていないかを良く調べてください。
遺産は、プラスでもマイナスでも相続されマイナス分がプラス分よりも多くなると
借金や保証人を相続してしまうことになりかねません。

借金が多くなる場合には相続を放棄することもできます。
ですが、その前に安易に遺産を処分したりすると相続放棄ができなくなりますので注意してください。
相続放棄について
相続は、法的に借金などがあろうがなかろうが全財産を相続するか全財産を放棄するかの2択になります。
不動産なども処分をしてしまうと「法定単純承認」とみなされ相続放棄ができなくなります。

法定単純承認について
相続開始を知った時から原則3ヵ月以内に相続人が相続放棄または限定承認の手続きをしなかった場合、
相続人が相続財産の全部または一部を処分した場合などに、
相続人が相続の権利義務を無制限かつ無条件に承継したものとみなされます。

相続放棄をできるのは相続開始を知った日から3か月以内になります。
相続権のある人が相続放棄した場合、次の相続の権利を持つ人が引き継ぐことになりますので、
相続権のある人全員で話し合って決めることが必要です。
相続放棄をする場合
相続を放棄する場合でも遺品を整理をしなければならないことがあります。
  • 故人がアパートなど賃貸住宅に住んでいた場合
  • ゴミや異臭などにより近隣の方に迷惑がかかる場合
このような状況の場合、気持ち的には家族がやってしまえばいいと思いがちですが
この処理は、原則的に相続放棄を申し立てた裁判所に選任された相続財産管理人(弁護士)に処理してもらいます。
明らかにゴミと思っても処分は相続財産管理人に任せた方が間違いありません。
財産は遺族だけでなく国も狙っています。誰にどんな因縁を付けられるかわかりません。

遺品整理の手順

遺品の仕分け

※慎重に取扱う必要のある遺品
以下のものは慎重に取り扱う必要があります。
  • 神棚・仏壇・位牌
  • 雛人形・五月人形などの人形
  • デジタル遺品(デジタル化され保存されているデータ)
神棚や仏壇を処分する場合には、魂抜き、閉眼供養、閉眼法要といった儀式を行った後に処分します。
閉眼供養は、お寺に依頼すると行ってくれます。

人形などは魂が宿るといわれることもあり、また何十年も家にあり親しみもあると思います。
人形の場合は、お寺や神社で人形供養を行っていただくと心に平静を保つことができます。

故人が使用していたパソコン、スマートフォン、デジタルカメラなどに残されたデータには
個人情報を含む貴重かつ重要な(極秘扱いのデータ等)データが保存されていることがあります。
これらが第三者の手に渡らないよう吟味して処分することが必要です。

遺品の処分

不用品の処分
不用品の処分の方法として以下があげられます。
  • 売却
  • リサイクル業者
  • 廃棄業者
  • 一般・産業廃棄物収集運搬業者
昨今は、メルカリやオークションなどで不用品を売却することができます。
ですが、それらは慣れていないと設定や出店に手間取ったり、
購入者さんとのやりとり、またトラブルに巻き込まれたりなど大変な苦労を伴います。

業者と言えどもそこは代行してくれませんので事前に知っておいてください。
基本的に処分は廃棄料金を負担して処分してもらうことになります。

家、部屋の処理

賃貸住宅の場合
賃貸住宅の場合は、現状回復をして賃貸契約を解約します。
持家の場合
今後家、部屋をどうするか決めなければいけません。
・継続的に使用する場合
  • 室内のクリーニング
  • リフォーム
  • 解体
などがあります。

岩手県の遺品整理の相場

岩手県で遺品整理を行う場合の遺品整理業者の価格を拾ってみました。
すべて最低金額ですので実際見積もってもらうと必ずこれ以上( x2以上 )の金額になることをご理解ください。

1K20,000円1LDK40,000円2LDK60,000円3LDK80,000円
1K28,000円1LDK60,000円2LDK120,000円3LDK185,000円
1K35,000円1LDK70,000円2LDK140,000円3LDK190,000円
1K35,000円1LDK80,000円2LDK130,000円3LDK180,000円
1K35,000円1LDK80,000円2LDK140,000円3LDK180,000円
1K36,800円1LDK74,600円2LDK142,500円3LDK198,000円
1K38,000円1LDK100,000円2LDK150,000円3LDK200,000円
1K38,000円1LDK90,000円2LDK150,000円3LDK210,000円
1K38,000円1LDK80,000円2LDK145,000円3LDK200,000円
最安値20,000円最安値40,000円最安値60,000円最安値80,000円
最高値38,000円最高値100,000円最高値150,000円最高値210,000円
平均33,755円平均74,955円平均130,833円平均180,333円
大手の県外のデータも入っていますので交通費などが加味されているものもありますが、
それにしても最低金額での最安値、最高値を見ると、その開きが大きいことがわかります。

ですが、その差が業務の精度を表すものではないこともご理解ください。
宣伝費などにお金をかけている場合もありますし、安い人件費で仕事をしている場合もあります。

結局のところ多くの業者は見積もり無料ですので平均を目安として見積もってもらい、
実際に業者と会って確認するのが一番だと思います。

遺品整理業者の選び方

遺品整理業者を選ぶ時、以下の項目をチェックするといいと思います。

・遺品整理士の有無と作業員の一致
会社に整理士がいても現場に出向かない場合があります。
整理士に「作業にはあなたがいらっしゃいますか?」と確認するのもいいと思います。
見積もりに整理士が出向かない場合もありますので、見積もりに整理士が来ていない場合には
「当日は整理士が~」といった回答が得られると思います。

・正確な見積書を提出するか?
その場で手書きの見積もりを出す場合もありますが作業後に違う金額を言われることがあります。
正式な見積もりを出す業者は、作業に変更が発生した場合お客さまにその旨を伝え了承の上で作業を行います。
(念のため見積もり時に業者に確認するか一筆残してもらうといいです)

・不用品の処理の方法
納得いく処分方法を提案してくれるか?
作業中にはじめて発見したものの処理をどうするか確認しておくといいと思います。
もっともこれはあくまでも口約束ですので作業を立ちあうしか確認の方法はありません。
もともと気が付かなかったことなのでそこは信頼するしかありません。

・地元の業者であること
県外だと交通費もさることながら「旅の恥は掻き捨て」「今回限り」の作業をされることがあります。

・相見積りは数社から
多くの方が遺品整理を依頼することが初めてとおもいます。
したがって1社だけの見積もりですと比較対象がありません。
そのため、なるべく何社かに見積もりを出してもらうのが良いと思います。

・評価サイトなどの評価はあてにしない
弊社もネット上の評価を見ていますが、「え、ここってそうじゃないと思うんだけど?」とか
「かなり丁寧な仕事してたよなぁ」とか、また評価を業者自身で書いている場合もあったり、
たまたまのトラブルがあった時のことがかかれてあったりと全くあてになりません。

・一括見積サイトに惑わされない
一括見積ですと、見積もり項目が多くなるため、それぞれの作業にかかる金額を見落としてしまうことがあります。
ひとつづつ丁寧に説明してくれる業者を候補にいれるのがいいと思います。

株式会社 彩棟の遺品整理

・遺品の仕分け
基本的には、ご依頼者様に事前に分類していただきます。
ご依頼者様が分類が困難な場合には、一部屋一品ごと聞き取りを行い分類させていただくことも可能です。

その際にはアドバイスも行わせていただいております
例えば、着物などは実際には残されていると処分に困るものです。
そのため、思い出の1枚と譲渡分だけを残すといった感じです。

・遺品の処分
処分が決まったもの、残すものにマークを付けご依頼者様に確認していただきます。
ご依頼者とともに処分品、残留品の画像を撮影し画用を開始します。
作用終了後再びご依頼者様とともに残した品物の画像を撮影します。

・遺品の供養
ご希望により、遺品のお焚き上げをさせていただきます。

・各種手続きのお手伝い
必要となる書類の準備、記入方法などをアドバイスさせていただきます。

・家、部屋の処理
ご希望がございましたら部屋、家屋のリフォーム、家の解体、また、造成、外構も承ります。

・お客様に安心で安全なサービスをご提供
企業には守秘義務(相手先で知りえた情報を口外しない)が課せられています。
弊社は、守秘義務の徹底を心がけております。

また、そのような守秘義務、お客様への態度、素行、虚偽、盗難などに配慮し、
当社直属のスタッフのみで構成しております。

現場スタッフは、入社2年以上の信頼できる遺品整理士を1名配置いたします。

東北大震災では多くの整理業者が入り遺品などの片づけを行いました。
ですが、心無い業者も多くトラブルが少なからず発生しました。
そのような疲弊し傷心しているお客さまの更なる心労・苦痛を目の当たりにし、
居てもたってもいられず会社(当初個人業)を興しました。
そのため弊社はお客様によりそった作業を行っていると自負しております。

株式会社 彩棟の遺品整理の流れ

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