「遺品整理」「特殊清掃」私がこの言葉を耳にしたのは、東北地方太平洋沖地震による東日本大震災発生から数年が経過してからでした。
震災発生時、私は、岩手県内陸部にて土木工事の管理者として、その悲惨な状況を目にしながら業務にいそしんでおりました。それから数年経過し、私は立場を岩手県の復興支援職員に替え復興のお手伝いをしていました。

そのころ被災地住民の方々には、
「家族を亡くしたのが信じらんね。戻ってくっかもしんねーから部屋はそのまま残してるんだぁ。
本当はなぁ、もう帰ってこないから家の中片づけないと、とは思ってんだ。
でもなぁ自分じゃぁ思い入れがあって整理できねぇ。誰か整理してくれる人いねべがぁ？」

そんな要望がありました。ご要望に応えるべく私はそのような人材、企業を探してみたのですが、
当時の立場では、満足のゆく答えを見つけることが出来ませんでした。

この思いから、私は自ら「遺品整理士」「事件現場特殊清掃士」などの資格を取得し「遺品整理」や「特殊清掃」をはじめました。

当時紹介した業者へのクレームもあり、お客様に余計な心労、ストレスを発生させてしまったこともありました。
どちらかといえば、作業そのものに志がなければ、それなりの対応になってしまうことはある程度やむを得ないとも思いますが「お金をいただいて」作業を代行していることなのです。
まして「整理」とは、遺品等に限らず、実際の物の整理を通して「心を整理」することです。
だからこそ、弊社は、弊社ができないところは志を同じくする気心の知れた「個人事業者」の方々や少数精鋭の「企業」へ作業依頼する形でとにかくお客様のお気持ちに負担なく作業の代行を行っていきたいと考えております。