遺品の整理の仕方※岩手県の方の事前準備とその方法

亡くなった方の遺品を整理するのは、故人を思い出してしまい大変つらい作業です。
人によっては1年~2年と手を付けずにいる方もいらっしゃいます。
ですが、遺産分け、形見分け、そして相続のことがあり、なるべく早くやらなくてはならない場面が多いでしょう。

実際に遺品整理を行うにしても気持ちの動揺もあり、なにからどう手を付けていいかわからなくなります。
遺品の整理を始めるときの手順をまとめてみました。

くれぐれも付け加えておきます。
生前に遺言を残してもらうようにしてください。
不謹慎とか縁起でもないといわれるかもしれませんが、
「事故で急になくなることもある。
そうなったときもしかしたら家族、親戚で争いがおきるかもしれない。
そうならないようにするための保険と考えてもらえないだろうか?」
と言う形で説得してみてください。
遺言に関してはこちら⇒


遺品整理の手順

遺品のある場所を書きだす

故人が使っていた部屋、場所を書きだします。
書きだしておくことで整理し忘れを防ぐことができ、また他の家人などへ見せることで抜けを防ぐことができます。

収納場所の捜索と記録

戸棚、引き出し、机など収納場所をあけ、それぞれの中身を一か所に集めます。
これは、収納場所をまとめてやるのではなくひとつづつやると間違いが少なくなります。

中味の内容を書きだす。
どこに何があったかを記録しておくと後で整理がしやすくなります。

中味を一度元に戻します。

遺品のリスト作りは、できれば生前整理がトラブルがすくなく理想的です。
ですが、案外そのようにできないのが実際です。

遠くの方は、葬儀後にみてもらい欲しいものを選んでおいてもらいます。

決して、わかったとか、覚えておくとは言わないようにしてください。
何かあった時責任を追及される場合があります。
言わずに心の中で選んでおいてもらいます。

それでも強引に言ったからね!とか言われることがありますが、
”責任をもてない”ので後日書面で送ってくださいと説得します。

葬儀後、もしくは、49日後(なるべく多くの方が集まれる日がいいのですが、
そうなると日時調整に大変な苦労を伴います。

希望を聞いていると収拾がつかなくなりますので心を鬼にして
根拠のある日に決め打ちするようにします。

のちのちぐずぐずいわれることがありますが数人ならいざしらず
全員納得することは殆どあり得ませんので、それはあきらめてください。)に
あつまってもらって、欲しいものを話し合ってもらいます。

遠方の方は書面等で希望を送ってもらいます。
バッティングしたものは、たぶん話し合いでは解決できなくなると思いますが、
買取りの形で解決する方法もあります。

これは事前に話しておいて全員に合意してもらってから希望を言ってもらうようにしましょう。
納得しない方には代案を出してもらい全員で検討するようにしましょう。

※必ずマウントを取りたがる方が出現しますので、事前に取り決めをしてから事に臨むようにしてください。

それでもマウントを取りたがる方は後でぐずぐず言ってきますが「当時全員できめました」ということで
罵声そのほかで精神的に結構来ますがぐっとこらえて、あとは無視するようにしましょう。

でなければ物事が進まなくなります。
場合によっては弁護士、司法書士さんに立ち会ってもらうのもひとつの手です。

遺品の処分方法の検討

前述で作った遺品の一覧を使いそれぞれの処分方法を決めます。
中には、もう少し思い出として残しておきたいものも出てくると思います。
そういったものは、無理に処分せず保管場所だけを決め、「保留」としておきましょう。

遺品の処分方法
遺品は、それぞれ処分の仕方が異なります。

一番気になるのがそれを売れないか?どなたかに譲れないかというものです。
故人が愛用していたものを廃棄するのは心が痛みます。

こういった遺品は、「買取業者」に依頼して買取をお願いしてみるのが気持ち的にも作業的にも楽になります。
書籍、着物、貴金属、家具、などは、それぞれの専門の買取業者さんに査定してもらいます。


覚えておいてほしいのは、自己判断で価値がないと思ったものが案外高値で取引されていること。
でも、ある程度エイヤ!で廃棄しないと遺品整理は終わりが無くなります。

遺品整理を自分でやるメリットとデメリット

遺品整理を自分でやるメリット

  • 残すべきもの、廃棄するものを自身で判断できる。
  • 隠れた価値のあるものを確保できる。

遺品整理を自分でやるデメリット

  • 時間がかかる
     遺品の選定ができない。
     すべて残したくなる。
     何人かでやるとトラブルになりやすい


遺品整理は業者に頼むことができる

「遺品整理業者」が存在します。

仕事としては、遺品の場所(部屋など)を指定してそこにあるものを廃棄してくれます。

遺品整理を業者に頼むメリット

  • 作業時間を人件費で置き換えることができる。
  • 気持ちがついていかず思いきれない作業をさっさとやってくれる。
  • 業者によっては見つけられなかった貴重品などを見つけてもらえる。
※多くの業者は、廃棄にするので一定の業者に限ります。

遺品整理を業者に頼むデメリット

  • 料金が発生する。
  • 業者によっては見つけられなかった貴重品なども廃棄される。
多くの業者は、廃棄にします。

遺品の整理の仕方のまとめ

効率的な遺品整理の方法は、
  1. 自身で遺品を広げて、残したいもの、貴重品、などを取り出してしまう。
  2. 残ったもの、場所を遺品整理業者へ依頼する。
1で見つけられなかったものはスパッとあきらめましょう。

 いずれにしても遺品整理はなるべく早く行うことが望ましく、ある程度、あきらめることが必要です。

 遺品整理は故人への思いを整理する意味ととらえることが大切です。


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