檀家とは、決まった寺院の信徒になってお布施や会費を払い寺院を経済的に支えることで葬式や法事などの供養をしてもらう家のことです。
多くの場合、いずれかの寺院にお布施をしていることが多いですが、最近は核家族化が進み檀家になっていないご家庭もあります。
そのため葬儀などを葬儀屋さんに頼むことになり葬儀屋さんと契約している寺院による葬儀となることが多いようです。

家が檀家である場合には、寺院(檀那（だんな）寺)に直接依頼することで魂抜きをしてもらうことができます。
もともと寺院はそういった様々な人生相談・生活相談なども聞いてもらえる場所なので仏壇を引き継げなくなった旨を伝え、供養をお願いします。

また知っているお坊さんに来ていただけるので様々なしきたりを教えてもらえたり、かかる費用などもある程度加味してもらえたりすることがあります。
ただ一方で、檀家という立場上、それ相応のお布施金額が必要になったりまた、お坊さんにお布施をいくら渡したらいいかわからなかったりという困り事もつきものです。

一般には、お布施金額は、１～５万円程度となりますが、カルト系の新興宗教などを含め法外なお布施金額（数十万円）を要求する寺院もあるので事前に確認しておくのがいいでしょう。
お布施の他に来ていただくのでその際にかかるお車料（交通費）などが必要な場合もあります。
通常は送り迎えを行うことで交通費は含めなくてもいいのですが前出の宗教、寺院の場合、送り迎えをしたとしてもお車代を要求してくることがあります。

実家の土地にある遺品整理業者に依頼するのが一番簡単で費用がかからない方法です。
手元に置きたい場合でも魂抜きをして処理してもらうことも可能です。

また、当分空き家のままで保存しておきたい場合にも業者によっては空き家管理をしてくれるところもあります。

最近では空き家管理は司法書士が行ってくれるようですが、直接業者に頼む方が費用的にも抑えることができます。
ただ、安心という意味では司法書士経由の方が安心できるかと思います。